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雁須磨子作品の中で一番好き
１話目は百合を匂わせつつギャグで落とす短編、主人公が突然婚約破棄される２話目以降がこの漫画の本編です。

女の子同士の会話、独特のテンポ、切れのあるセリフ、鮮やかな感情表現など色々大好きな作家さんでしたが、今作では泥沼の昼ドラみたいな時代漫画を目指されたそうで、それがこの漫画ならではのいいテイストになっています。

いつも通りのノリに武家のドロドロや時代がかった言葉づかいが意外な事に相性がいい、女が不自由な時代の中でいきいきと思うままに行動する女達、キャラクターも憎まれ役まで皆とても魅力的です。

バスや自転車やカフェや風呂や着物など時代の雰囲気も生活感があふれ可愛らしい。

高いなぁと思いましたがその価値ありました、２巻がとても楽しみです。

設定勝ちのマンガ


五尺七寸（170cm）の長身の杉内さんと、眼鏡のおちびさん、滝さんのどたばた日常劇、というのが一番適切でしょうか

二人が出会うところから始まり、杉内さんの婚約者を見に行ったり、婚約者のお姐さんと仲良くなったり、そんな日常がかわいく描かれています

時代は明確には言及されていませんが、明治?大正を思い浮かべればよいかと

たしかにこの時代を書こうとすると、学制をはじめころころ変わり、数年違うだけで価値観も大分変わってくるような頃なのでめんどくさいんですよね　笑


一話がちょっとコマ割というか、話の流れがいまいちで分かりにくいのですが、そのあとはすらっと読めると思います。

なんだろう、テンポは決して悪くないんだけど、言葉足らずなのか私の読解力不足なのかわかりにくところがちょこちょこあるんですよね

でも非常に魅力的なお話を描かれる方です




おんなのこはなんでできてる？
ハッキリと言及されていませんが、

ちょっと昔？が舞台のガールズものです。

ガールズものといっても、女学校ものではないです。

（いえ、もっと百合百合したのをお求めのかたもいるかな…って…）


ひょんなことから仲良くなった女学生、のっぽな杉内さんとおちびな滝さん。

杉内さんの身長（！）を理由に破棄された縁談をきっかけに、

さまざまな出会い、色々な事が起こりそう…


といったあらすじです。


作者さまのファンのかたはもちろんですが、

「はいからさんが通る」めいたレトロな雰囲気がすきというかた、

ちょっと昼ドラめいた名家の雰囲気とかもすき！

というかたにおすすめ。


続きが楽しみです。